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◆心臓リハビリテーション
心臓リハビリテーションの目的とは、「心疾患の患者さんが退院後、健康的で不安のない日常生活を取り戻すこと」にあります。
では心臓リハビリテーションとは具体的に何をするかという疑問が聞こえてきそうです。そこで心臓リハビリテーション室で行われている指導の一部を質問形式で紹介したいと思います。
■ 質 問 ■
心臓病の患者さんには適度な運動が良いと言われています。でも具体的にはどのくらい、どんな運動をしたらいいのでしょうか?心臓リハビリ室ではどんなことをしているのでしょうか?

■ 答 え ■
どんな運動が適しているか
有酸素運動と呼ばれる持久的な運動が最も適しています。具体的には歩行、自転車、ストレッチなどです。

どのくらいの運動量がよいか
6
7 非常に楽である
8
9 かなり楽である
10
11楽である
12
13ややきつい
14
15きつい
運動の強さの設定が最も大切です。いくつかの基準(目安)があります。
脈拍数:運動負荷試験を行い、心臓に負担のない脈拍を設定することで安全に運動を行います。(専門機関での検査が必要です)
自覚的運動強度:下の表は運動中に感じる運動の「きつさ」を表現したものです。
この表で「11:楽である」〜「13:ややきつい」と感じる程度をお勧めしています。それ以上の運動になると心臓へ負担がかかりやすいと言われています。
参考データ
AT値:有酸素運動から無酸素運動が加わる直前の運動の強さのことで、この値を超えると血中の乳酸濃度が上昇し疲労が蓄積され、心臓に負担がかかります。心臓の患者さんに最適で安全な運動強度は、このAT値以下と言われています。AT値を求めるには特殊な装置(呼気ガス分析装置)での検査が必要です。
『AT値の運動の強さ』と上記の『自覚的運動強度』の「11〜13」を示す運動の強さが近い数値を示すと言われており、当院では自覚的運動強度を目安に負荷を設定しています。

時間はどのくらい続けるのがよいか
始めは15分くらいから徐々に時間をのばします。最終的には30分以上が  目標です。運動の強さを上げるより、時間を少しずつ伸ばすことをまず目標にします。

週に何回するのがよいか
一週間に3〜5回が最も続けやすく効果的です。

運動するときに気をつけることは何かありますか
・睡眠を十分とりましょう。
・食後2時間後が最適な運動時間帯です。
・タオルや水分、ニトログリセリンを携帯しましょう。
・以下の症状があるときは運動を止めましょう。
胸が痛い、圧迫感がある、息苦しい
動悸がする、脈が不規則に途切れる
めまい、冷や汗、失神、顔面蒼白
息切れ、呼吸困難
脈拍がいつもより20以上多い

・準備体操や整理体操をきちんと行いましょう。
突然の運動は心事故を起こしやすいといわれています。また突然の運動停止はめまいや立ちくらみを起こすことがあるので、体操は必ず行いましょう。

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・他人と競う運動やいきむような運動や止めましょう。
・きついほど、がんばるほど、息が切れるほど運動しても効果はありません。自分の最適な負荷を守りましょう。
心臓病教室のご案内
ご自分の病気のことや再発予防、もしもの時の対応について皆さんに勉強して頂くため、毎日午後から心臓病教室を開催しています。医師、看護婦、薬剤師、管理栄養士がそれぞれわかりやすくお話しています(現在は入院中の患者さんと家族だけを対象に開催しています)。


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