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◆治療成績の公開
■患者さんへのインフォームド・コンセント
「インフォームド・コンセント」という言葉を皆さんは何度か聞いたことはあると思います。日本語では「説明に基づく同意」と普通は訳されています。医療におけるインフォームド・コンセントは医師が患者にその病状をよく説明することから始まります。そして必要と考えられる検査や治療について十分な情報を提供します。治療に手術などが含まれるときには、予想されうる危険性や合併症などについても当然説明しなければなりません。患者はそれを十分に理解し承諾したうえで同意します。その同意に基づいて医師および医療スタッフが実際の行為を行う、この原則がインフォームド・コンセントです。小倉記念病院の循環器科では、患者さんにPTCAやニューデバイスを用いた治療が必要であると判断した場合にはフィルムの写真(冠動脈の写真は映画のような動画になっています)を見てもらい、図表に書いて詳しく説明するように心がけています。また、治療がなぜ必要なのか、危険性、合併症についても説明します。しかし、いたずらに不安をかきたてる説明ではなく、安心して治療を受けられるような説明を心がけています。

■なぜ治療成績を公開するのか
また、患者さんには自らの施設での治療成績を正直に示し理解を求めています。それは、期待した結果が得られない場合や、合併症や思わぬできごとが、まったくない訳ではないからです。特に小倉記念病院には、全国から重症の患者さんが集まってきています。我々は全力で治療にあたりますが、全例で必ずしも期待通りの結果をだせるわけではないのです。そこで患者さんに自らの施設の治療成績を正直に公開して同意を得るようにしています。患者さんにとっては死亡例もあるというデータは不安に思われるかもしれません。しかし、私たちの施設で最善を尽くして治療にあたった結果のデータなのです。このデータをもとに患者さんに納得していただき、その後に治療をおこないたいと考えています。以下に治療成績の中で、その代表的なデータを提示します。

●冠動脈インターベンションの時代区分
 (小倉記念病院 1984年〜1998年)

1984年1月〜1990年5月 6073件 バルーン単独
1990年6月〜1992年5月 2964件 シャッツステントの導入
1992年6月〜1994年1月 4018件 ロータブレーターの導入
1995年1月〜1998年3月 5503件 多種類のステント
1998年4月〜1998年12月 1492件 ロータブレーターと多種類のステントの保険収載
 
20050件  

 


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