手術室

手術部は、看護婦34名、看護助手1名、クラーク1名、臨床工学技士4名、検査技師1名のメンバーで構成されています。看護婦の中には、看護婦(士)免許取得後の経験の浅い人も含まれています。このため一緒に仕事をする先輩の看護婦(士)は自分の仕事を果たしてかつ、他人の行動にも目を向けなければならないので精神的な負担が大きくなります。新人には勉強をしっかりしてもらい、先輩には後輩の指導をきっちりとしてもらって、みんなが早く独り立ちできればと思います。
平成12年の1年間の手術件数は、全身麻酔、局所麻酔を合わせて4993例で、手術室が1室増えたこともあり、少しですが増加傾向にあります。また、手術の内容も内視鏡下手術、顕微鏡下手術と使う器材も様々で、モニター、テレビ等大きくて場所をとるものが多く狭い手術室がますます狭くなるばかりです。このような手術室の中で、看護婦達は手術の内容によって四つのチームに分かれて業務を行っています。それでは、各チームのリーダーに紹介してもらいます。(前田美穂子)


前田婦長とスタッフの皆さん(全員ではありません。マスクをしたままの人が多く美しいお顔をお見せできなくて残念です。)

【心臓血管外科チーム】
心臓血管外科チームは、看護婦7名と臨床工学技士5名で構成され、一日3例+急患(これがクセモノ)に対応しています。最近は、人工心肺を回さない(心臓を止めない)オプキャブ(Off Pump CABG)が症例の大半を占めています。正確でスピーディな手術介助はもちろんのこと、前の手術が終わり、患者退室から次の手術の患者入室までの時間をいかに短縮できるかは、私達の動きにかかっていると言っても過言ではありません。症例数も増え、最近では、この入れ替え時間20分を目標にがんばっています。使い終わった器材を片付け、新しい器材を準備日する様子はまるで、戦場か、魚市場のようです。緊迫した手術の雰囲気の中で、声が小さくて何て言っているか判らない医者の言葉を聞き逃さないため、耳の穴を最大限にひろげ、100個以上もある手術器械、吹けば飛ぶような針、ガーゼを管理しながら、手術介助につく私はすごい!!(自分で誉めてやらないと誰も言ってくれませんので・・)と自分自身を叱咤激励しながら、ミスしない様に、がんばっています。(一番ヶ瀬政子)
【整形、脳外科、循環器科チーム】
私達は、8名からなるチームです。脳外科で脳の血管を縫合する時に、髪の毛の1/10ぐらいの細さの10-0ナイロン糸を使用します。この髪の毛よりも細い糸についている針が、とてつもなく小さいのです。針が手術中になくならないように、いつも緊張して目を光らしています。
整形は、術中にX線の透視が入ることが多く、毎日、重いプロテクターを着て走り回っていますし、「クリーンルーム手術」のときは、アメフト選手のようなヘルメットをかぶり、たくさんの特殊器械を運んだりするので、自然と体格が良くなります。 循環器科の手術といえばペースメーカー、ICD植え込みです。これらの手術は局所麻酔で行うので、患者さんは緊張して手術室に入ってきます。常に、患者さまに声かけをし、安心して手術が受けてもらえるように気をつけています。
それだけでなく、血液内科で白血病の治療のために骨髄移植を行うことがあります。この骨髄採取の時にも、このチームが出動します。骨髄移植の介助をする度に「私も、骨髄バンクドナーに登録しよう」と思いつつ、今だに登録していません。このような、たいへん特殊なチームです。(吉田久美子)
【外科、婦人科、泌尿器科チーム】
私達は、10名からなるチームで、手術室の基礎的技術を学ぶ場でもあります。外科では、内視鏡を使用する胃、腸、肺、胆嚢の手術、婦人科では、CO2レーザーやレゼクトを用いた低侵襲手術が増加し、昔の古典的イメージの手術=「腹をメスでスパッと切って血がドバーと出る」とは、かなり変わってきています。手術後の病棟へ直接かえる患者さんを対象に術前訪問を行い、個別性をふまえた手術室看護に取り組んでいます。(小西広美)
【眼科、耳鼻科、形成外科チーム】
眼科では、月、火、木と朝から夕方(時には、夜の事もある)まで、車椅子をリレーの様に押し続けています。耳鼻科、形成外科は(こう言うと怒られるかもしれませんが)普段は手術室で一番地味なポジションですが、皆の注目を浴びる日があります。それは、耳鼻科と形成外科が合同手術を行うときです。まさに、耳鼻科-形成が一丸となり、すばらしいチーム医療が展開されるのです。
私達のチームは、局所麻酔の手術が多く、患者さんの緊張を少しでも和らげるため、「高齢化社会の今日、日曜の夕方は、笑点をみてお年寄りの笑いのつぼに近づこう!!」を合言葉にがんばっています。
急に手術が入ることも多く昼食を食べている最中にも、いきなり呼び出しがかかることもあります。このため、手術室配属になって早食いになりました。(藤井千里)

以上で看護スタッフの紹介を終わり人工心肺の技師さんを紹介しましょう。


心肺クン達です。俺たちに任せれば心肺御無用!!

【人工心肺】
通称"心肺クン"と呼ばれる臨床工学技士4名、臨床検査技師1名の5名で構成されており、毎日朝から夜中(たまにendless)まで、心臓手術3〜5例に携わっています。心臓停止間の生命維持管理、経食道エコーでの臨床評価、ME機器の点検・修理などを主な仕事とし、今後10例/日やっても事故が起こらないように、高レベルの技術で対応したいと思います。(谷延憲児)

手術室の受け付けで働くクラークさんです。
【クラーク】

Tr ru ru――「ハイ!手術室XXXです」と電話対応。"初心忘れることなく"をモットーに毎日お仕事がんばっています。手術室クラークの主な業務は、手術コスト請求、薬液請求、手術データ管理などです。患者さまにやさしく、またスタッフの皆様が気持ちよく働けるようにと思って接しております。


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