医療費はいくらかかるの?

入院して治療を受ける場合に治療費がいったいいくらくらいかかるのか?
支払いはどの程度かかるのか?
こういったことが心配なのは当然のことだと思います。 病気のことだけでも心配なのに、お金の心配までしていては大変です。ここでは限られた例ですが、医療費の概算を示しました。
しかし、当然のことですが一人一人の病気の状態や重症度は 異なります。医療費も患者さんによって異なってきます。あくまで 参考としてお考えください。また差額ベッド料(個室代)など保険のきかないものは含めておりません。
老人保健の外来・入院とも一部負担は原則1割です。
1ヶ月に下記の額を超えた場合には、その月はそれ以上支払う必要はありません。

入院の場合
1ヶ月に37,000円です。なお、低所得者の方は1ヶ月24,600円、低所得者でかつ老齢福祉年金を受給している方は1ヶ月15,000円、長期特定疾患患者の方は1ヶ月10,000円がそれぞれ上限と定められています。

入院して心臓カテーテル検査を受けた場合
左心カテーテル検査(冠動脈造影検査)
2割負担の患者さん   4万〜5万円
3割負担の患者さん   5万〜7万円
左心カテーテル及び右心カテーテル検査
2割負担の患者さん   6万〜8万円
3割負担の患者さん   9万〜11万円

 
入院して狭心症に対して冠動脈形成術(PTCA)を受けた場合
ステントを用いずにバルーン(風船)による拡張のみで終了した場合
バルーンを一本使用
2割負担の患者さん 16万〜22万円
3割負担の患者さん 23万〜33万円
バルーンを二本使用
2割負担の患者さん 22万〜28万円
3割負担の患者さん 33万〜42万円
ステント(血管の中に入れる筒状の金網)を用いて治療した場合
ステントを一本使用
2割負担の患者さん 24万〜30万円
3割負担の患者さん 35万〜44万円
ステントを二本使用用
2割負担の患者さん 30万〜40万円
3割負担の患者さん 44万〜59万円
上記の金額は医療費の総額ではなく窓口での支払い額です。 非常に高いと思われるかもしれません。3割負担の患者さんで支払いが30万円であれば総医療費は100万円かかっている ことになります。これは、PTCA用のバルーンやステントの価格が大きいことに よります。医療を提供する側としては、なるべく高価な材料を使わずシンプルに治療したいと常に考えています。しかし、医療材料は 患者さんが考えておられるよりも高価であるのも事実なのです。 満足のいく医療をしようとすると、どうしても高額になってしまいます。
このような高額となるので2割、3割の負担とはいえ急に用立てるのが 難しい場合もあると思います。いろいろな補助制度があります。
高額療養費制度高額医療費の貸付制度です。


高額療養費制度について
支払った一部負担金が、次のように限度額を越えたときは、申請すると差額について高額療養費の支給が受けられます。
(※市町村民税非課税世帯)

高額医療費の自己負担限度額
●一般患者
63,600円+{(かかった医療費)−318,000円}×1%
●上位所得の患者
121,800円+{(かかった医療費)−609,000円}×1%
●低所得の患者(市町村民税非課税世帯)
35,400円のまま据置き

<例えば>
1か月入院して医療費が1,000,000円(食事負担額は除く)かかり、その3割の300,000円支払ったとしますと、
国保から払い戻される額は、次のようになります。
●一般
300,000−{63,600+(1,000,000−318,000)×0.01}=229,580円(自己負担額70,420円)
●上位所得者

300,000−{121,800+(1,000,000−609,000)×0.01}=174,290円(自己負担額125,710円)
●低所得者

300,000−35,400=264,600円(自己負担額35,400円)


高額医療費の貸付制度
お支払いが高額でお困りの方で、国民保険の方は市町村によって高額療養費の貸付制度があります。
社会保険の方は直接、社会保険事務所で行っている貸付制度があります。


心臓外科で手術を受ける場合
更正医療という公的補助制度があり予定手術の場合にはあらかじめこの制度を利用すると自己負担は非常に少なくなります。また子供の手術では育成医療という制度もあります。これらの制度を利用しなかった場合でも、高額療養費制度が適用されることがほとんどで最終的な自己負担は限られています。


小倉記念病院の窓口
入院されて医療費のことで心配があれば病院で率直に相談されるのが良いと思います。小倉記念病院では医療相談室または入退院課が窓口です。


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