心臓血管外科とは

食事の欧米化などにより、心臓や血管の病気が増えています。心臓血管外科では、心臓の手術と、動脈や静脈といった血管の手術を行っています。手術をしないで病気が治るのであれば、それにこしたことはありません。しかし、循環器科や小児科で診断された病気が、薬物だけでは治せない場合や風船治療といわれる方法で治せない時には手術が有効なことがあります。
皆様の中には心臓の手術は大変難しく、ほとんどが助からないというイメージを持っている方もいるかもしれません。最近では診断法の進歩、手術法の改善、手術時の補助手段や材料の発達などで、10年ほど前と比べても飛躍的に安全な方法となっています。しかし、心臓の手術ですから危険性がゼロというわけではありません。手術の前に手術の内容、必要性、危険性そして他に代わりとなる方法があるかなどについて詳しく説明させていただくのは当然です。
適切な手術期間に適切な手術を行うと、活動範囲も広がります。多くの方が職場復帰しスポーツさえ楽しめるようになっています。現在は単に命を救うだけの手術ではなく、生活の質を高めるために手術を受ける時代に入っています。時期を失することなく、手術を受けられることをお勧めします。また、病気の性質上、緊急手術が必要な場合もありますが、夜間であっても緊急手術に対応できる体制をとっております。

 小倉記念病院 副院長兼心臓血管外科主任部長
岡林 均



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